朝マックと、『水車小屋のネネ』津村記久子 著
装幀:中嶋香織
イラスト:北澤平祐
とても綺麗でストーリーのあるイラストですね。
物語の入り口です。
読み始めたら、私の苦手な虐待とか、不幸な物語なの?と思い、
だったら途中で止めようかと読み進めると、
悲惨な内容を必要以上に重く書かれていない文章だったため、
そのまま読んでいくことが出来ました。
今まで読んできた小説とは何か違う、
文章、文脈、言葉の一つ一つを
丁寧に読んでしまわずにはいられない、
不思議な小説でした。
社会が問題としている様々なテーマが、
さりげなく描かれていて、
あってはならない問題なのに、
当たり前に身近にあるんだということを
文章から読み取れる。
静かだけどしっかりと伝えてくる感じ。
読んでいる瞬間は重いのに、
読み過ぎるとサラッと自然に受け止められる。
だけど、
決して問題を軽んじているわけではない書き手の意図を、
理解出来るような気分にさせられます。
登場人物達それぞれに、心に響く言葉がありましたが、中でも、
主人公の担任の先生が言う
「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」
親切は一つ間違えると自己満足の押し付けになるかもしれません。
先生のこの言葉に、親切にされた側への心遣いが感じられる、
この上ない本当の“親切心” を感じました。
そんな気持ちで、他人に親切に出来るような人間になるには、
私はまだまだ修行が足りませんf^_^;
そして何と言っても、
この小説の題名でもある“ネネ”
このヨウムがなんたって素晴らしいんです!
こんなにヨウムって賢いものなんでしょうか。
一人暮らしの私の家族に
なって欲しいと思ってしまいました♡
こんな優しい世界が丁寧に描かれてあって、
読み手も丁寧に読んでしまう。
現実世界もこんな風に優しい町がありますか。
あって欲しいです^^
一度読んだ本を、2度読むことはほとんど無いのですが、この本はまた読みたいと思いました。
ランチは『コッペ田島』のテイクアウト♡
ツナポテト300円
海老とアボカド380円
1個がボリューミーなので
少食の人なら一個で十分だと思いますが、
私は育ち盛り?なので2個ペロリw
コッペ田島のコッペパンがなんたって美味しいですし、
このボリュームでこのお値段は嬉しい限り♪
定期的に食べたくなります^^
昨日は寒い、で、今日は暑い暑い、でした。
自律神経頑張って、と、心に囁きます^^