popohaumomの日記

⭐︎60代女子⭐︎なんてことない日々の備忘録

朝活読書『ばにらさま』山本文緒 著 作者さんから見える女性達は、こんな感じなの?と。

『ばにらさま』山本文緒 著と、ガストの目玉焼きモーニング542円♡

ちょっと可哀想な目ん玉ちゃん(⌒-⌒; )

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6つの短編集でした。その中で

3つの物語がより印象に残りました。

 

『ばにらさま』は、

純粋なのかあざとい子なのかが

分からない彼女の本質。

彼氏が彼女のツイッターを見つけたことで

彼女の本音を知ることになり

その後に彼女に対して取る行動や言動が

私にはとても切なく感じました。

彼は純粋に優しい人だと思います。

多分、こういった女の子はリアルに

どこにでもいるような気はします。

目的達成のために、リアルでは偽りの演技、

本音をツイッターで吐いて

自分なりのストレス解消法でバランスを取る。

ちゃんと今の自分の“市場価値”を理解して

発言や行動をしている賢い女の子です。

誰かを傷つけることがないなら、男女問わず

価値は価値として上手く使うことに

越したことは無いと思います。

この編は、女子の“したたかさ” だけが

強調されたような気がして

残念な感じがしました。😌

 


『菓子苑』は、

女性2人の関係性が、

読み始めと違っていたことで

読み返すことになりました。


子供は未熟な母親のせいで

愛着障害なのか依存性が高いのか、

母親自身は幸せな環境で

育ってきたにもかかわらず、

親としては自分勝手と思えることが

私には多いと感じましたし、

そういう状況を

淡々と文章化していることに、

なんだか薄ら寒さを感じてしまいました。

それと、

読み始めの印象での関係性を

ひっくり返すことで、作者さんは

読み手に何を伝えたいのかが、

私の未熟さでは理解出来なくて

残念な気持ちでした。


『子供おばさん』は、

印象的だった文章

〜私は週に五日仕事にゆき、

休日は犬の散歩と買い出しをし、

夜は友人や家族と食事をしたり、

風呂の中で推理小説を読んだりする。

日常に倦むことはない。

何も成し遂げた実感のないまま、

何もかも中途半端のまま、大人になりきれず、

幼稚さと身勝手さが抜けることのないまま。

確実に死ぬ日まで。〜


なんだか、身も蓋もない描写と感じました😌


この本に出てくる女性達は、

どこにでもいそうな人にも思えます。が、

なんだかどの女性も

自分勝手な“だけでしかない”タイプの女性に

見えてしまい、

こんな風に女性の心理を書かれてしまうと、

なんだかやり切れない気持ちになりました。

作者さんの周りで見えてる女性達は、

こんな感じなの?と

寂しくもなりモヤっともしました😔

ま、小説ですからw 作り話ですからw

と、自分に言って聞かせて^^


表紙イラストのイメージで、

明るい楽しい優しい温かいストーリーを

勝手にイメージしましたが、

そこも私の勝手な思い込みでした(⌒-⌒; )

正直、スッキリもせずに

元気も貰えないストーリーに、

私にはちょっと合わないな、と

思ってしまった小説でした。

とはいえ、

作者も内容も前置き無しに読むのは、

いろんな本に出会えるので

刺激があります😁

好きなものだけで

生きていけるわけではないので

認知症予防の刺激と考えればいいかな^^