popohaumomの日記

⭐︎60代女子⭐︎なんてことない日々の備忘録

朝活読書『マリエ』千早茜 著 で、結婚相談所に登録する男性ってこんな感じ?と思う。

『マリエ』千早茜 著と、ガストのスクランブルエッグモーニング542円♡

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アラフォー主人公まりえが

7年ちょっとの結婚生活を終わりにし、

離婚届を夫婦2人で提出することから

始まります。

離婚後の

自分の “幸せ” を探すストーリーでした。

物語前半は

クールで出来る女系の印象があったので、

離婚後の女性が主人公の小説にありがちな、

“ひとりで生きる選択” をして

清々しく生き始めるストーリーなのかと

読み進めていましたが、

そういうわけでもなく、、

離婚に引きずられず

結婚にマイナスイメージを持たず、

直ぐに

“再婚” “新たな出会い” を意識して過ごす

主人公に逞しさを感じます。

 

結婚相談所で紹介された、相手の印象を、

「安心感のある手だった。でも、違った。この手は違う」と

冷静に分析をし、

一方で、年下恋人に対しては、

高揚感や不安感という

分かりやすい“恋心” が描かれています。


真面目な人や変わっている人が多い婚活の

登録者への印象と、

並行してお付き合いをしている

年下の恋人との印象の差は歴然としていて

その違いも、世間ではよく聞くなぁ。

と思いました。

 

それにしても、“婚活” の描写では、

相談所に登録している

男性から女性に求められるものが

前時代的?時代錯誤?な価値観が多くて

驚きました(><)

私の感覚では、思わず、

「あなた何を言ってるの?」と

返してしまいそうw

実際はどんな感じなんでしょうね。

結婚は契約。と聞きますが、

結婚相談所での出会いというのは、

本当の意味で契約なのかも。と思いました。


物語りは、

男女の違いや年齢差、社会的な格差や

義両親との関係など、

結婚とは?と重めのテーマが、

さりげなくちりばめられている感じが

深追いして考えることが苦手な私には

良かったです。

主人公の心情、迷いには、

バツ1アラフォーは関係なく、

これは普通の恋愛小説ねw

とも感じました。^^

 

幸せって人それぞれですね。

日々の時間を

自分が幸せと思えることが大切なんだと。


“寂しそう” や、“可哀想” は

他人の想像でしかなく、

本当の気持ちは本人しか分からない。

どんな気持ちも全部その人のもの。^^

この物語は、五感の繊細さと

大切さも教えてくれて、

 

「好きなように生きていいんだよ」

 

と、ふんわり寄り添ってくれてるような

優しい本でした。^^