『わたしに会いたい』西加奈子 著と、ガストの目玉焼きモーニング542円♡
8話の “わたし探し” 短編集でした。
どれも大変新鮮な気持ちで読めました。
誰目線からの文章なのかも面白いし、
私の好きなファンタジー感もちょっとあったり
病気ものは苦手なので
リアルに感じ過ぎてしまったり
現実だとしたら飛びすぎじゃ、と
思う編もあったり
どれも面白く、8話それぞれに
長文感想を書きたくなりましたが
長くなり過ぎるので1話😅
お仕事小説が好きなので、やっぱり
「あなたの中から」の響いた文章で
書きたくなりました。
「あなた」が就活に臨む場面、
「あなた」は、
仕事に関してやる気はあるが、高望みはしないという態度を貫いた。
野心のある面倒くさい女になってはいけなかった。
結果、就職氷河期に
外資系の証券会社に就職できた。
「あなた」の入社後、
仕事は過酷で同期は鬱で退職、
上司は目の前で倒れるそんな中で
「あなた」は、日々を上手にやり遂げた
役にたつ可愛がり甲斐がある女を徹底できた。
言われた仕事は笑顔で受ける。
仕事が終わってから酒を飲みに行くくとも欠かさず、上司のセクハラも笑っていなす。
40年経ったいまは、
会社の可愛い後輩女子達に
日々言っている内容にほぼ同じですw
こんな意識で私も20代の頃に
会社員生活が出来ていたら、
私の「今」は変わっていたのかな。
と思います。^^
私の20代はかなり未熟でした(⌒-⌒; )
令和になろうと、男性管理職の心の底の
女性部下像は(ウチだけかもですがw)
・従順 (女は可愛げ)
・正論を言わない(反抗するな)
・そこそこの能力(自分よりデキルは認めない)
ということを今の会社で植え付けられました。
不思議なのは、今の会社に
転籍する前の会社は、
かなり歴史のある古い会社でしたが、
私の周りの昭和真っ只中の上司達は、
今思えば、女性部下を
リスペクトしていたと思いました。
ヒラ女子達の話しをちゃんと聞きましたし、
進言もきちんと受けとめ、
提案をカタチにするチャンスもくれました。
それが普通だと思っていたので、
当時は気にもとめていませんでしたね。
今の会社に移籍して11年になりますが、
当時創業13年弱なので平均年齢も
32歳くらいの若い会社であったはずなのに、
当時分かりやすい男尊女卑や、
差別意識の強め社員が多くて驚きました。
そんなで、前の会社が古い会社にも関わらず、
管理職達は先進的だったんだと知りました😃
なので前の会社いた当時には、
悩める後輩女子達に、
仕事の円滑な進め方指南に、
“上司への可愛げ” なんて話したことは
ありませんでした😌
今の若い会社では、
“上司への可愛げ” が
必須になっていることの不思議😢
社風って、
いつどこでどう作られていくんでしょう…
この本の8話で、
それぞれの「わたし探し」に、
いろんな思いを抱きました。
ちょっとだけ追加、、
「ママと戦う」
では、泣けてきました。
子供の求める言葉を常に
言えてこなかった至らない母親が、
自分に重なりました😢
やり直せない過ぎた時間は、
優しくもあり残酷だな、とも思います…
明日は頑張ろう^^