『グッナイ・ナタリー・クローバー』須藤アンナ 著と、サンマルクの目玉焼きデニッシュセット500円♡
朝だから目玉焼きデニッシュ♡
サンマルクはやっぱりパンが美味しい😋
【あらすじ】
第37回小説すばる新人賞受賞作。
霧の町チェリータウンのモットーは「壊れていないなら直すな」。酒場を経営する町一番の人気者である父スタンリー、部屋にこもりっきりの兄エディ、そして5年前に家を出て行った母。13歳になるソフィアは町から一度も出たことがなく、独りぼっちでうつむいて生きてきた。ある日、お向かいに住む無口な老人ミスター・ブラックの家に、風変わりな人物がやってくる。自称「毎週生まれ変わる」ナタリー・クローバーは、夏休みの間だけブラックの元に預けられるという。町長はナタリーが変なことをしでかさないよう、ソフィアに見張り役を頼む。人の目を気にせず自由気ままに町を歩き回り、自分だけの町の地図を作っていくナタリー。やがてソフィアは、長い間押し殺してきた自分の願いに気づいて――。孤独を抱えた二つの心が奏でる〈ひと夏の、永遠の物語〉。まばゆくきらめく、エバーグリーンな青春小説が誕生!
舞台は保守的で閉鎖的な外国の町
母親は子供達を見捨てて家出
父親からは虐待を受けながら
18歳で死ぬことを決めている主人公の
家の隣りに
1週間しか記憶が持たない少女ナタリーが
やってきます
二人にはそれぞれに
生きづらい現実を抱えながらも
芽生える友情の奇跡が紡がれていきます
子供目線の心情で辛かった場面が
自分達を捨てた母親に対する思いを
主人公ソフィが兄であるエディに尋ねます
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「・・・・・・エディはあの人を許せるの?」
「ソフィ」エディがわたしの頭を撫でる。恨み続けるのだって疲れてしまう。こんな風に悩むのをやめれば、もっと心が楽になるとわかっているのに、母親との関係をやり直そうと思えない。母親にとってはたったの五年離れていただけでも、わたしにとっては人生の半分近い期間で、その空洞が隅から隅まで、憎しみの色をしているのだから。
心の狭い自分が大嫌いで、なんてダメな子なんだろうとうつむいてしまう。許すというたった一言を自分の中のどこにも見つけられない。
「許さなくていいんだ」
エディの、びっくりするくらい優しい声に、思わずのけぞってしまった。〜〜 考え抜かれた言葉が、口の端かられ落ちていく。
「親なんて、生まれたときにたまたま一番近くにいたってだけで、人生の中で出会うたくさんの他人の中の一人でしかない。無理していい関係を築こうなんて、頑張る必要はないんだ」
「おれたちはまだ子供だから、大木の陰でじゃなきゃ生きられない。同じ大木でも、ソフィを痛めつけるヤツよりかは、頼りなくても、受け入れる気があるヤツの方がましだって思うんだ。無理して許そうとして、苦しんだり、自分を嫌いになんてならなくていい。」
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最後は切ないながらも
主人公のソフィとナタリーの
次のステージの幸せな日々を
うっすらイメージすることが出来たので
ちょっとは気持ちが救われました
この物語りは読んでてずっと重く
読むのを止めたい、しんどい、と思いながら
読了しました😢
ただ、いつものことですが
読みはじめてから気づく
苦手な「海外が舞台」と「子供の不幸」
実際に起こった話しじゃないことだけが
救いでした…
小説のあらすじを知らないまま
とりあえず読むという
私の読み方は、ときどき
自分を苦しめることがあります
それでも
小説も映画も空想の世界だと思ってるから
単純に入り込んで感動をし
解放されて現実に戻るを
楽しめているんだと思います^^