『私雨邸の殺人に関する各人の視点』渡辺優 著と、朝マックのソーセージマフィン♡


【あらすじ】
嵐の私雨邸に取り残された11人の男女。資産家のオーナーは密室で刺殺され、世にも珍しい〈探偵不在〉のクローズド・サークルが始まる。館に集ったのは怪しい人物ばかり。いったい誰が犯人を当てるのか。各人の視点からなされる推理の先に、思わぬ悲劇が待っている。
ミステリー小説に全く詳しくないので
この小説が
ミステリーファンにとって
どれくらいのレベル感なのかは分かりませんが
私にはとても面白く読めました☺️
クローズドサークル、密室殺人
ダイイングメッセージ
お金持ちの一家
森の中の古い洋館…
これらはミステリー小説の王道ですよね
ミステリー素人の私でも
なんとなく馴染みます☺️
全体的に難解な単語や言い回しが無く
丁寧な文章なので
とても読みやすかった♫
読み始めて感じたのが
登場人物の “各人の視点”から
ストーリーがめまぐるしく変わり
あれ?あなたは誰だっけ?と
私の拙い推理を迷わせてくれること😆
“私の視点”での事件の犯人は
ミステリー小説だから
やっぱり“意外な人”と想像し
この人かな?と思っていましたが
犯行理由の想像がつきませんでした
犯行の理由が明かされると
とても切ない気持ちにさせられ
ミステリー小説として楽しむというより
犯人の心情を想像し
犯行理由に深く考えさせられました
名探偵不在のミステリー小説は
登場人物達の素人探偵団?の中に
読み手の自分も入って推理してるような
参加型ミステリー小説?w
これはこれで新鮮に面白かったのですが
個人的に
ミステリー小説は
単純明快、個性的な
愛すべき推し名探偵キャラが欲しい♡ので
私にはそこだけちょっと
物足りなかったかな…
でも面白く読めました^^