『 明智恭介の奔走』今村 昌弘著とガストの目玉焼きモーニング561円♡
表紙の知的でクールなイラストが綺麗です😊
大学のミステリ愛好会三回生、
明智恭介が主人公の
日常ミステリー短編集でした。
本格ミステリーが好きな人には、
もしかしたら物足りない。と
感じるかも知れませんが
私には一つ一つの短編の長さも
謎も面白かったです😄
私にとってミステリー小説は、
普通の小説とは違い、
読んでいく瞬間だけの感情だけじゃなく、
謎解きを並行していくので、
長編本格ミステリーだと、
私の脳ではついていけなく😆
人物や行動履歴を考える時間をとられすぎて
ストーリーに追いつけなくなります😂
なので、この短編集は
謎が解けていくリズムが私には心地良く
とても面白かったです。
最後の章の「手紙ばら撒きハイツ事件」では
大人である上司や社員達が、
大学生の明智恭介を守る姿に
なりたい大人像みたいで、温かさを感じ
同じ大人として嬉しかったですね。☺️
大学の中での明智恭介より、
働く大人に囲まれた中での明智恭介は
守るべき存在感が際立ち、
なんだか可愛かったです。母性?w
日常のミステリーというネタは
誰の周りにも常に起こっているような
それを“不思議”とか“不自然”とかで
認識すれば、全部ミステリーになりそう😁
「泥酔肌着引き裂き事件」みたいな内容も
ミステリーと呼んでいいなら
会社の後輩女子達が毎日毎日、上司達のことを
「なんで?💢」「信じらんない💢」
「◯◯部長って毎日何してるの?💢」
「部長のあの言葉の真意は?💢」
なんて会話が昼休みのメインテーマの
ウチの会社…
管理職の存在が日常ミステリーです^^