popohaumomの日記

⭐︎60代女子⭐︎なんてことない日々の備忘録

朝活読書『カフネ』 阿部暁子 著: 料理を作った人の想いを感じたら生きると生きたいを知る

朝活読書『カフネ』 阿部暁子 著とガストの目玉焼きモーニング561円♡

f:id:popohaumom:20250225172331j:image
f:id:popohaumom:20250225172328j:image

とても読みやすく

すっと温かさが沁み込んでくる

肉親や他人との関わりの

正解と不正解を考えさせられる物語り

泣けました😭

 

歳が離れていて可愛がっていた弟が急死

途方に暮れてしまう薫子は、自身もまた

夫婦関係がうまくいかない


亡くなった弟の恋人だったせつなさんと

弟が残した遺言書について

話し合いを始めてからの、2人と

その周囲との出来事が優しく綴られています

 

薫子さんの境遇や性格は

わりと耳にするような感じですが

せつなさんは少し個性が強めな気がします

 

読み始めたら、自分の感情を

途中で止めたくなくなり

最後まで一気に読んでしまいました😆


生きる毎日が戦闘モードで

鎧をずっと着て自分を守る人


せめて鎧を着れば少しラクはずなのに

それさえの気力も無く

血を流していることも気づかずに

心を擦り減らしながら生きている人


「助けて」の言葉は簡単に書けるのに

声に出して言うことが果てなく難しい


現実にきっとあるであろうと想像できる

いろんな種類の悲しみが描かれていて

胸が苦しくなりました

 

唯一楽しめたのが

たくさんあるお料理の場面♫

手順を読んでると匂いまでしてきそうな

自分もキッチンにいて見ているような

美味しそう♡という臨場感♫

 

でも、そのお料理描写には

作る側も食べる側も

生きるための強さと優しさの根っこを

思い出してるような

温かい食卓風景が見えてきます☺️


物語り全般、激しい感情の描写も

ふわり優しく温かみを感じて

良いお話しだと思いました

ただ結末は、私には「小説」だな

という思いになりました😅


が、それが小説ですね^^