朝活読書『カフネ』 阿部暁子 著とガストの目玉焼きモーニング561円♡
とても読みやすく
すっと温かさが沁み込んでくる
肉親や他人との関わりの
正解と不正解を考えさせられる物語り
泣けました😭
歳が離れていて可愛がっていた弟が急死
途方に暮れてしまう薫子は、自身もまた
夫婦関係がうまくいかない
亡くなった弟の恋人だったせつなさんと
弟が残した遺言書について
話し合いを始めてからの、2人と
その周囲との出来事が優しく綴られています
薫子さんの境遇や性格は
わりと耳にするような感じですが
せつなさんは少し個性が強めな気がします
読み始めたら、自分の感情を
途中で止めたくなくなり
最後まで一気に読んでしまいました😆
生きる毎日が戦闘モードで
鎧をずっと着て自分を守る人
せめて鎧を着れば少しラクはずなのに
それさえの気力も無く
血を流していることも気づかずに
心を擦り減らしながら生きている人
「助けて」の言葉は簡単に書けるのに
声に出して言うことが果てなく難しい
現実にきっとあるであろうと想像できる
いろんな種類の悲しみが描かれていて
胸が苦しくなりました
唯一楽しめたのが
たくさんあるお料理の場面♫
手順を読んでると匂いまでしてきそうな
自分もキッチンにいて見ているような
美味しそう♡という臨場感♫
でも、そのお料理描写には
作る側も食べる側も
生きるための強さと優しさの根っこを
思い出してるような
温かい食卓風景が見えてきます☺️
物語り全般、激しい感情の描写も
ふわり優しく温かみを感じて
良いお話しだと思いました
ただ結末は、私には「小説」だな
という思いになりました😅
が、それが小説ですね^^