popohaumomの日記

⭐︎60代女子⭐︎なんてことない日々の備忘録

朝活読書『ガラスの海を渡る舟』寺地はるな 著。を読んで想像力スキルの大切さを考えてみる。

朝活読書のモーニング利用は、フルーツソーダ616円にいちごジャムトーストを付けてもらいました♡

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フルーツたっぷりの爽やかソーダ♡
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上から下までたくさんのフルーツ♡
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いちごジャムとトースト♡
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ガラスの海を渡る舟 寺地はるな著

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発達障害と思われる(診断を受けていないから)兄と、そんな兄にかかりきりの母親に対して、

小さい頃から不公平の愛情不足を感じながらも、けなげに我慢してきた気の強い妹。

祖父がやっていた、ガラス工房を祖父の死により兄妹で引き継ぐ決心をして、

徐々に兄妹のキズナを紡いでいくお話しでした。


この作品は、とにかく心に響く、何かストンと落ちていくような言葉だらけでした。

……………

もっと大変な人がいるその言葉を口にする時

人は自分自身の感情をないがしろにしてしまう

……………

確かに私も、どんなに苦しい時でも、“もっと大変な人がいる” は、

自分の支えの呪文みたいになって、負の感情を無いことにして押し込めています…

 


亡くなった祖父の葬儀で、葬儀社さんに

「こんなにお孫さんに慕われて、幸せだったと思います」と言われたことに、

……………

祖父が幸せだったかどうかなんて、誰にも分からない。だけど、そうだったらいい。そうだったらいいけど、自分が「そうだったらいい」という願望を都合よく真実だと思いこむことは、ずるいことだ。

…………

という心の声に、、

言われてみれば、確かにそう。。

人はずるい。ということを改めて突きつけられたような気がしました。。

 

 

厨房の面接で、

…………

曖昧な指示は分からない。正確に伝えて欲しい。ジャガイモを何g分、何センチ角に切る。というように。

店長は「前例が無い」と渋ったけど、チーフは凄く理解がある人だった。「曖昧な指示を排除することは、他のスタッフにも悪い結果は生まれない」と後押ししてくれて採用された。

もともとあった社内マニュアルに細かく追記されチーフの言った通り店舗全体の効率が良くなった。店長は満足そうだった。

…………

これは本当にチーフがちゃんとしている!

そして、世の中のだいたいが

店長(きっと手柄横取り)タイプ。。(⌒-⌒; )

 


娘を亡くして立ち直れずに涙してしまい、旦那さんに、いつまでも泣くな。と言われる山添さんに、

…………

泣かないで下さいとか、いつまでも泣くな。と言うのは、弱いからです。泣いている山添さんを受け止める体力がないからです。

前を向かなければ行けないと言われても前を向けないと言うのなら、それはまだ前を向く時では無いです。準備が整ってないのに前を向くのは間違っています。向き合うべきものに背を向ける行為です。山添さんの旦那さんは弱いです

…………

言葉で言われるとストンと落ちてきます。

“もう泣かないで”や、“元気を出して” は、人を慰める時に使いがちな言葉ですよね…

でも言われてみれば、

自分が受け止められないから泣かないで欲しい。。

そうなのかも知れません…

 

 

この物語は、親子のカタチ、夫婦のこと、連れ子のこと、兄妹のこと、発達障がいのこと、

優しい文章でいろんなことが散りばめられています。

知っているはずなのに心の奥にしまっていることを、改めて思い起こされて、

人の想いの想像力が試されているような気がしました。

精一杯の想像力で毎日を少しでも豊かに^^