『リラの花咲くけものみち』藤岡陽子著と、星乃珈琲のサラダパンケーキモーニング♡
大好きなドレッシングです♡
パンケーキは星乃珈琲タイプが好きです♡
舞台は北海道で、主人公は
獣医学を専攻する女子大生です。
主人公の聡里は、十歳の時に母と死別し
その後、父の再婚相手の継母に疎まれて、
その継母が愛犬を捨ててしまうのでは、
という不安から学校に行けなくなります。
劣悪な環境で過ごすなか
15歳で愛犬とともに母方の祖母に引き取られ、
違う世界で生きていけるようになります。
必死に勉強して北海道の北農大学に合格し、
寮生活を始め
動物の生と死に真剣に向き合いながら
少しずつ成長していく物語でした。
とにかくずっと涙ぐみますし、
号泣の場面もありました😭
獣医になるための実習のシーンは、
生命の重みについて、
深く考えさせられました。
獣医学部での学生生活は
こんなにも肉体的にも精神的にも
ハードなんだ、と思い知り
苦しくもなりました。
馬や牛、犬や猫達の命の扱い方が
とても愛情深く丁寧に描かれていて
作者の動物への愛情が伝わりました。
テレビやSNSで見かける
動物の生と死の場面で
単純に“かわいそう”や、
“助けてあげて” “殺さないで” なんて
軽々しく言ってはいけない、と
強く思いました。
動物達を最大限に尊重しながらも
人の生活を守っていく獣医師の仕事は
動物を好きなだけでは
絶対にやって行けない
真の愛情と強さを感じます。
北海道の風景の描写は
果てしない広さや、牛や馬がいる牧場の匂い
澄んだ空気まで感じるような
とても丁寧な描写でした。
この本は、動物が好きな人はもちろん
将来は獣医になりたい人には
特におすすめの本だと思います。
心に残ったひと文が、
「本気でなにかを目指すというのは、地道な努力を積み上げることなんだって。人知れずこつこつと。こうありたいという理想を持って、すべきことを迷いなく続ける。それが出来る人だけが夢を叶える資格を持てる」
「夢を叶える人はいつも静かなんだ」
この言葉の中にある、
“夢を叶える資格を持てる”
が、特に響きました。
この文の最後に私が想像したのは
“夢を叶えることが出来る” でした。
違いました。
努力した先に夢は叶う。ではなく
夢を叶える資格を持てる…
資格を持てる…
なるほどなぁ、、と。資格を持てただけ…
叶うとは限らない…
あーー私はアマアマで生きてきたなぁ、と。
努力はしたつもりで生きてきて
努力したのに叶わなかった、と嘆くだけ😌
叶える資格を持っただけだったのに、、、
資格を持てたその先の努力、
もうひと踏ん張りを
してこなかったんだな、と。
この先は、今までの時間よりは
短い時間になりますが
資格を持てた時には、
努力して貰えた資格を活かせるよう
頑張ります^^