popohaumomの日記

⭐︎60代女子⭐︎なんてことない日々の備忘録

朝活読書『リラの花咲くけものみち』藤岡陽子 著: 動物が好きな人、獣医を目指す人にお勧め。

『リラの花咲くけものみち』藤岡陽子著と、星乃珈琲のサラダパンケーキモーニング♡

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大好きなドレッシングです♡
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パンケーキは星乃珈琲タイプが好きです♡
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舞台は北海道で、主人公は

獣医学を専攻する女子大生です。

主人公の聡里は、十歳の時に母と死別し

その後、父の再婚相手の継母に疎まれて、

その継母が愛犬を捨ててしまうのでは、

という不安から学校に行けなくなります。

 

劣悪な環境で過ごすなか

15歳で愛犬とともに母方の祖母に引き取られ、

違う世界で生きていけるようになります。

必死に勉強して北海道の北農大学に合格し、

寮生活を始め

動物の生と死に真剣に向き合いながら

少しずつ成長していく物語でした。

とにかくずっと涙ぐみますし、

号泣の場面もありました😭


獣医になるための実習のシーンは、

生命の重みについて、

深く考えさせられました。

獣医学部での学生生活は

こんなにも肉体的にも精神的にも

ハードなんだ、と思い知り

苦しくもなりました。

 

馬や牛、犬や猫達の命の扱い方が

とても愛情深く丁寧に描かれていて

作者の動物への愛情が伝わりました。

テレビやSNSで見かける

動物の生と死の場面で

単純に“かわいそう”や、

“助けてあげて”   “殺さないで”  なんて

軽々しく言ってはいけない、と

強く思いました。

 

動物達を最大限に尊重しながらも

人の生活を守っていく獣医師の仕事は

動物を好きなだけでは

絶対にやって行けない

真の愛情と強さを感じます。

 

北海道の風景の描写は

果てしない広さや、牛や馬がいる牧場の匂い

澄んだ空気まで感じるような

とても丁寧な描写でした。

この本は、動物が好きな人はもちろん

将来は獣医になりたい人には

特におすすめの本だと思います。


心に残ったひと文が、


「本気でなにかを目指すというのは、地道な努力を積み上げることなんだって。人知れずこつこつと。こうありたいという理想を持って、すべきことを迷いなく続ける。それが出来る人だけが夢を叶える資格を持てる」

「夢を叶える人はいつも静かなんだ」


この言葉の中にある、


“夢を叶える資格を持てる”


が、特に響きました。


この文の最後に私が想像したのは

“夢を叶えることが出来る” でした。

違いました。

努力した先に夢は叶う。ではなく

夢を叶える資格を持てる…


資格を持てる


なるほどなぁ、、と。資格を持てただけ…

叶うとは限らない…


あーー私はアマアマで生きてきたなぁ、と。

努力はしたつもりで生きてきて

努力したのに叶わなかった、と嘆くだけ😌

叶える資格を持っただけだったのに、、、

資格を持てたその先の努力、

もうひと踏ん張りを

してこなかったんだな、と。


この先は、今までの時間よりは

短い時間になりますが

資格を持てた時には、

努力して貰えた資格を活かせるよう

頑張ります^^