むさしの森珈琲 モーニング495円
ミニヨーグルト220円
『あなたはここにいなくとも』町田そのこ 著
装画・挿画:水上多摩江さんという方
綺麗な黄色と優しい花の絵です。
5編からなる短編集でした。
どのお話しにも、とても印象的で
素敵なおばあちゃんたちが登場します。
優しくてあったかい、ほっこりとしながらも
何だか切ない5篇でした。
中でも私が心に響いたのは、
「先を生くひと」の
主人公のおばあちゃんである澪さんの、
初恋の彼の役割をする
高校生の藍生くんの言葉、
「俺は、澪さんに会えて良かったと思う。先に生きてきた人は、その生き様でいろんなことを教えてくれるんだ、俺は彼女の心の奥深くまで、見ることは出来ない。すごく、いろんな葛藤があるんだろう。でも、潔くあろうとしている姿が好きだし、憧れる」
高校生の男の子が、おばあちゃんの生き様に
“潔くあろうとしている姿” を
感じとることが出来る感受性の豊かさ、
高校生の男の子にそれを感じさせる
おばあちゃんの優しく強い生き様、
私はこんなおばあちゃんにはなれない。と
思いながらも、強く憧れました。
あと、今の世の中、終活の一つに、断捨離があります。
澪さんは、その選別の中で、
「要る」「要らない」箱を作って処分を進めていますが、
ある日、澪さんが居ない時に、手伝っている女子高生がふと気付きます、
「要る」箱には何も入ってない。ことに。
その時に、澪さんの身内の若い菜摘さんが、言った言葉が心に沁みました…
「気付いちゃった?これってね、選別って言う名の儀式みたいなものなんだよ、
全部捨てちゃう。って澪さんと話しはついてる」
「このたくさんのモノ達は、これまで澪さんが必要だと思って残してきたもの、
言わば彼女の長い人生の痕跡なわけ。
今やっていることは、澪さんと澪さんの人生の痕跡達とのお別れの儀式なんだよ」
自分の人生の終わりに向けて、身の回りのものを処分していく澪さん…
私はやっぱりこんな潔いおばあちゃんになれそうには無く、、
だけど、こういう最期を迎えることが出来るように、
残りの年月を、生きてきたことの責任を持って、大切に過ごしたいと思います。
この小説は、
シニア女子には、穏やかに過ごすための心の指南書になるように思えるし、
若い人には、これからの勇気をもらえる小説だと思います。
優しく温かく真と芯のある物語でした^^
さて、ゴールデンウィークは前半は3連休でしかないので、近場で過ごす人も4割だとか。
私も読書と図書館でまったり過ごし、午後はアマゾンプライムで映画を観て過ごしました。
今日は、2017年公開
『キングコング:髑髏島の巨神』を観ました。
この映画は、初めて観たのですが、
マイティソーのロキ役、トム・ヒドルストンと、キャプテン・マーベルのブリー・ラーソンがキャストで出演してました♫
マーベル好きの私は、他の映画で
マーベルファミリー?wを見つけると、
単純に嬉しくなります♡
私の世代でキングコングと言えば
♪キングコングがやってくる♪ 怖くなんかないんだぞぉ〜キングコングは友達さ♫
ここのフレーズだけ、今も覚えていますw
今日のキングコングも、やっぱり
優しいキングコングでした。
敵と思われて攻撃を受けるシーンは切ないです。
今日は熱中症になりそうなくらいの暑さでした。
トシをとると暑さ寒さに鈍感になるらしいので
気をつけます(⌒-⌒; )