『恋とそれとあと全部』住野よる 著。と
ガストの和食モーニングは
サラダ250円を付けて922円。
サラダファーストw
爽やかな夏っぽい装丁画に惹かれて
思わず借りてきました。^^
高校生男女の夏休み物語です。
男女二人の〝不謹慎” とも言える理由で、
特別な夏休みの四日間の旅のお話しです。
行き先は女子のおじいさんの家。
ストーリーは軽快に進んでいくのですが、
実は深いテーマががあることに気づいていき、
その過程もとても面白かったです。
物語の主人公の女の子は、実の両親さえ
受け入れることができなかった
こだわりの強い性格の持ち主で
友達からも「めんどくさい」と言われてる女子。
そんな不思議ちゃんを、男子のほうは
抵抗無く受け入れるだけじゃなく、
恋心を抱いています。^^
片思いをする男子の心の描写には、
あー、高校生男子って、こんな感じなのねー。
とw
夏休みに好きな女の子のおじいさんの家に
泊まりに行くなんて、それだけで
普通ならキュンとするお話しを想像しますが、
行く目的、理由が、
『死』に関するということで、
物語が単なる青春小説ではなかったことを
知りました。
おじいさんさんの「生きてる者が大事」や
長距離バスに乗り合わせたお兄さんは、
危篤の父親の元へ向かっているといい、
そのお兄さんの親切にお礼を言うと、
「誰かに親切にしたら、ちょっとくらいそれが報われて間に合ったりするのかな」や
おじいさんが倒れたことで気づく本心への戸惑い。
“ちょっとこだわりの強い” 女子と男子が、
本音で互いのマイナスポイントを
言い尽くしたあとの告白…
どの場面も、興味深く読ませて貰いました^^
「生きてる者が大事」だと私も共感しました。