popohaumomの日記

⭐︎60代女子⭐︎なんてことない日々の備忘録

『獣の夜』森 絵都 著 と、星野珈琲のハムチーズトーストモーニング🎵

星野珈琲チーズトーストモーニング530円

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『獣の夜』は、

題名と装丁のイラストのイメージと

良い意味でのギャップがありました^^

〜7つの短編集

・雨の中で踊る

・Dahlia

・太陽

・獣の夜

・スワン

・ポコ

・あした天気に

ファンタジー要素が好きな私には

『太陽』

身体の不調に、“疲れが歯痛に現れる”とか

人から言われたりしましたが

確かに、身体に異変が出てきても

これが心の痛みからのものとは気づかない

そんな痛みを診てくれるのが歯医者さん

という、え?と思ってしまいながらも

自分もカウンセリングを受けてるかのような

癒しを感じました^^


私がグッと心にきたのは、

ポコ』飼い犬の死の物語

飼い主の両親が、死期が近く苦しむポコに

最初は “頑張れ頑張れ” と呼びかけていたのが

やがて “十分頑張ったよ” に変わり

涙も出なくなり “悲しみの向こう側に抜けた” と

確かに人間には

そういう苦しみから逃れる術としての

過ぎゆく時間に気持ちの変化?切り替え?

みたいな力が与えられてるように思う

それが備わってないと “人間”として

生き続けることが無理なんじゃないかと。


子供の目から見えたポコは、

「ポコは七転八倒しながらも最後の最後まで生きようとし続けた。

感動的なほどの粘り強さでこの世にしがみついた。まだここにいたい。まだ。まだ。」


犬や猫の動画を見てると、

瀕死の犬猫がレスキューによって

あれほどまでに“生きる”ことへの執着から

生還に至る過程の強さは

感動でしかないことをいつも思うのです

動物は人間ほどには複雑ではなく

“生まれたから生きる” という

単純明快な “意味”  を持って

“最後まで頑張る” のではないかと思い

生にしがみつく姿は、潔く尊いと感じます。


7つの短編集は、どことなく不思議な

少しファンタジー

読み終えれば爽やかで癒されている

素敵な物語達でした。

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朝カフェ読書は、細やかな幸せです^^