星野珈琲チーズトーストモーニング530円
『獣の夜』は、
題名と装丁のイラストのイメージと
良い意味でのギャップがありました^^
〜7つの短編集
・雨の中で踊る
・Dahlia
・太陽
・獣の夜
・スワン
・ポコ
・あした天気に
ファンタジー要素が好きな私には
『太陽』
身体の不調に、“疲れが歯痛に現れる”とか
人から言われたりしましたが
確かに、身体に異変が出てきても
これが心の痛みからのものとは気づかない
そんな痛みを診てくれるのが歯医者さん
という、え?と思ってしまいながらも
自分もカウンセリングを受けてるかのような
癒しを感じました^^
私がグッと心にきたのは、
『ポコ』飼い犬の死の物語
飼い主の両親が、死期が近く苦しむポコに
最初は “頑張れ頑張れ” と呼びかけていたのが
やがて “十分頑張ったよ” に変わり
涙も出なくなり “悲しみの向こう側に抜けた” と
確かに人間には
そういう苦しみから逃れる術としての
過ぎゆく時間に気持ちの変化?切り替え?
みたいな力が与えられてるように思う
それが備わってないと “人間”として
生き続けることが無理なんじゃないかと。
子供の目から見えたポコは、
「ポコは七転八倒しながらも最後の最後まで生きようとし続けた。
感動的なほどの粘り強さでこの世にしがみついた。まだここにいたい。まだ。まだ。」
犬や猫の動画を見てると、
瀕死の犬猫がレスキューによって
あれほどまでに“生きる”ことへの執着から
生還に至る過程の強さは
感動でしかないことをいつも思うのです
動物は人間ほどには複雑ではなく
“生まれたから生きる” という
単純明快な “意味” を持って
“最後まで頑張る” のではないかと思い
生にしがみつく姿は、潔く尊いと感じます。
7つの短編集は、どことなく不思議な
少しファンタジー
読み終えれば爽やかで癒されている
素敵な物語達でした。
朝カフェ読書は、細やかな幸せです^^