『なんどでも生まれる』彩瀬まる 著と
ガストの目玉焼きモーニング、無性に
納豆が食べたくなり追加♫
なので、トーストはやめて白ご飯にしました☺️
ガストの納豆は “有機” 納豆が嬉しい♡
主人公はチャボの桜さん。
桜さん目線で語られる物語
ブラック企業で心を壊し、引きこもりになった
飼い主の茂さんと一緒に暮らす桜さん。
茂さんの社会復帰をさりげなく見守り
場合によっては後押しする
商店街の優しい人々との交流
そんな情景描写も、なんだか懐かしいような
温かな気持ちで読めました☺️
壊れた心を治すことは、日々一進一退で
周りの人間もかなりエネルギーを要します。
そんな中でかすかな少しの光の兆しに
当人も周りも焦らずに一歩ずつ、
前に進むのだと改めて気づかされました。
ウチの会社もメンタル休職の人が
絶えたことがありません。
1か月で復職出来る人もいれば
1年以上休職してそのまま退職の人もいます😞
休職期間はそれぞれです。
本人は相当しんどいだろうな、と
この本で思いました。
チャボの桜さんや、
セキセイインコの師匠の心の声が
とても共感出来るので
鳥が好きな人は
きっと余計に面白いと思います。
“鳥” で思い出す小説は、
以前感想で書いた
『水車小屋のネネ』
こちらとても面白かったですが、
それ以来の鳥メイン小説でした。
“商店街” って、ドラマティックですね。
ドラマでも小説でも、“商店街” は
個性豊かな人とお店が凝縮していますが
現実の商店街もきっとそんな感じなのかな。
後継者問題や、シャッター街問題と
問題も山積だと思いますが
豊かな“情” が溢れている。と
勝手な想像しています😊
この『なんどでも生まれる』は、
“人との濃い繋がりが温かい”
と思わせてくれる
ちょっとだけ切なく優しい物語でした。
人間以外の生き物が出てくる小説を読むと
毎回必ず小さな生き物でいいので
一緒に暮らしたくなります^^