吉祥寺には元々2店ある椿屋珈琲ですが、先日、井の頭公園側の「椿屋珈琲花仙堂」が閉店して、
移転?のような感じで、サンロード入り口のファミマの上に新たに
「椿屋珈琲吉祥寺茶寮」がオープンしていました。
こちらは朝9時オープンでモーニングが用意されているので、早速行ってみました!
ちょっと奮発するお値段です(^◇^;)
さすがに野菜もシャキッとして瑞々しく
ハムもたまごサラダも美味しかったです♡
珈琲はやはり目の前で、サイフォンから注いで頂けます^^
椿屋珈琲の和の落ち着く店内です。
ステンドグラスの窓が綺麗でした^^
お店を出たら、店先で配布していて、割引チラシを頂きましたので、次回は10%割引♫
嬉しい^^
吉祥寺は、甘味処がほぼ無いんです。
なので、次回は和のスイーツを頂きたい!
『私が鳥のときは』平戸 萌 著
装画: 丸千代さんという方
青春小説でした。
難病で、それも末期であるバナミさんが、パート先の友達という他人の家に居候する。
しかも、その友達家族の構成は、夫と息子、受験生の娘がいる。という設定。
普通で考えると「あり得ない」ですが、小説なので(⌒-⌒; )
2部構成になっていて、1話目が、
「私が鳥のときは」
こちらは、バナミさんが居候する友達家族の、受験生の娘からの目線で、
青春、受験、いじめ、命、家族DVなどの様々なテーマが描かれていました。
イジメられている娘の、優しさや前向きさに心がうたれます。T^T
有り得ない“居候” 理由が明かされますが、それを明かされても、“小説だから” と思いました。
バナミさんの死もサラッと描かれていて、じめっと苦しい表現は無かったのは、ワタシ的には良かったです。
2話目の、
「アイムアハッピー・フォーエバー」
こちらは、1話目のバナミさんが中学一年生の時のお話。
1話目のバナミさんを知ると、バナミさんの中学生時代って、どんなだったんだろう。と
想像しながら読み進めました。
“青春小説” らしいのは、こちらの2話目の方が “らしい” と思いました。
自分達で起こした奇跡の瞬間を描く流れには、読みて側のワタシも、
その仲間の1人になったかのようにワクワクしました。^^
ただ、ここまで聡明なバナミさんが、12歳で中学1年、と書いてある行で、え?12歳?、
12歳の心の中って、こんなにも整理されて落ち着いているの?と思いました。(O_O)
ワタシのイメージだと、せめて15歳から17歳くらいでちょうどいいくらいだったので…
聡明なバナミさんが、その2年後の15歳での妊娠には触れていませんでしたが、
結局は謎なので、何があったんだろう…と。
心に残った場面は、
12歳、中1のバナミさんが友達に、
「ウチら、まだ12だよ。何も始まってないんだから。50年後なんてどうなってるか分かんないよ」
「人生が始まるのはもっと先のこと」
と、書いてありました。1話目を読み終えてると、、そんなバナミさんは、30歳で…
12歳の時のバナミさんは、生き急いでいたのかな…
精神年齢も昔より上がってきているんだとは思います。
“子供” として生きていい時間がどんどん短くなってきてるのでしょうか。
そう考えると、今の“子供” は、早くから“大人” になることを求められているのかな。
なんだか複雑ではありますが、これは“小説”です。作り話なので安心です。
誰かの身に本当に起こったことだとしたら、辛過ぎます。
だからワタシは、「有り得ない系」の小説と映画が好きです。
安心してその世界に浸れ、必ず戻れるからです。
それでも、似たような世界が現実にもあるんだろうとは想像します。
少しでも無くなっていく未来であって欲しい。
みんなそう願っていますよね^^