『黒い絵』 原田マハ 著とガストの目玉焼きモーニング542円♡
表紙の絵がやたら怖いので、どんなに
ゾッとする物語りなんだろう。と
思って読み始めました。
6編からなる短編集で、アダルトで
ホラーで、ミステリー、でした。
美術に関する内容だったのですが、美術に
疎い私でも知っているような
有名どころだったので詳しくなくても
なんとなくすんなり入ってきました。
どれも不思議な気持ちにさせられましたが
『オフィーリア』では、絵の中の
沈みゆく女性が語っていきます。
色々な人の手に渡っていき、その都度気持ちが
語られるのが非常に新鮮であり
長生き?は大変だ、と(⌒-⌒; )
こういった価値の高い絵画に描かれた人物が
何百年も絵の中で生き続ける?というのは、
幸せなことと捉えるべきなのか
残酷と感じるべきなのか。。
何百年も間、目の前で起こる
平和や不幸な出来事に
それを見つめるだけで何も出来ず、
死ぬことが許されないまま
目が覚めると違う誰かの場所にいて
永遠に生き続けさせられる
狂気の世界を感じました。
本は読みやすい文章で引っ掛かりなく
サクサク読めます。
読み終わった時の私のBGMは
タモリさん登場で
「世にも奇妙な物語」でしたw
世の中には実は奇妙が溢れてる?
たららりら たららりら…
^^