popohaumomの日記

⭐︎60代女子⭐︎なんてことない日々の備忘録

『あの光』香月夕花 著は、毒親がもたらす子への影響。と、星野珈琲のモーニング。

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サラダ&パンケーキモーニング530円、パンケーキはフワフワより、星野珈琲のパンケーキのような表面カリッが好きです♡

 

『あの光』香月夕花

主人公の高岡紅は、ハウスクリーニングサービスで働く優秀な仕事をする人。

そんな主人公の母は今で言う毒親、詐欺師のように饒舌を武器に飲食業を成功させてきた人、

そんな母の奈津子からお掃除会社の独立を後押しされて起業をし、母譲りの饒舌さで教祖のようになっていく…


“お掃除すれば開運!” 的な本は、よく見かけますが、この本を読むと、

その裏側が見えてきて、“やっぱり” な、、と思ってしまいます。


この物語の根底は、愛情が薄い母親への承認欲求から、

歪んで大人になってしまった主人公が、

何が違ったのかに気づくまでの

自己分析なのかな、、と思いました。


主人公が母親から満たして貰えなかった愛情は

母と同じような思考と

詐欺師レベルの話が出来て、母に似た自分に

“与えて貰った愛情” とすりかえて、

それを喜びにして埋めていく


母の “息をするように嘘をつく” 巧みな口ぶりを

子供の頃から聞かされてきて

いつしか頭と心に染みつき

詐欺師レベルの口ぶりが “似てきた” ことに、

嫌悪感では無く、満たされるという歪んだ感情


良くも悪くも、

女の子の口ぶりが母親に似てくるのは

どこの母娘にもあります

この物語は、しょうもない母親を持った娘の

哀しい物語でしたね…


こういった“お掃除で開運!”

みたいな啓発セミナーも、

“信じるものは救われる” 的な危うさで、

怪しげな宗教と紙一重だなと

あらためて思いました。

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ダメダメ母の私には、

子供を育てる責任の重さをずしっと感じて

戻れない子育て期に後悔を思い起こし、

キツいな…と思いましたし、

母親業の子育て期をやり直したい、と、

叶わぬ思いに苦しくなります…

どうにもなりませんね(*´ー`*)

この先はせめて

足手まといの母にだけはならない!

ように頑張ります( ̄^ ̄)