popohaumomの日記

⭐︎60代女子⭐︎なんてことない日々の備忘録

『レペゼン 母』宇野 碧著 を読んで母親として思うこと。

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レペゼンの意味が分からず

調べてみたら、

「代表する、象徴する」を意味する

ヒップホップ用語。なのだそう。

 

夫に先立たれた梅農家の母の明子が

ラップの才能をみるみるまに開花させていき

問題ばかり引き起こす息子の雄大と

のちにラップバトルで本音をぶつけあう

という物語。

 

私のラップのイメージは

リズムに乗って韻を踏み

相手をディスるだけの物

と思っていたので、

レペゼン母を読んでみたら

イメージは変わりましたw


ラップバトルシーンも、

文字で読んで楽しめたことも不思議な感覚

経験もないのにリズム刻んで読んだりw

 

母、明子と、息子、雄大との母子関係と同時に、

明子と息子の嫁、沙羅との義母娘関係も、

それぞれの違う愛情のカタチが描かれて

実の親子、義理の親子についても、考えさせられました。

 

思い出せば自分の子を生んだその時

“何があっても私は間違いなくこの子の味方、幸せにする”

そう心に決めたはずなのに

今振り返って思うのは

“なんでちょっと待ってと言わずに話を聞いてあげなかったんだろう”

“なんであんな事で、あんなに怒ってしまったんだろう”

なんで…なんで…しか出てこなく

今は後悔しかないです

シンママになって

自分だけ頑張ってるつもりになって

思い通りににいかないと

イライラをぶつけて怒ってるだけだった…って。

 

この本を読んだら

反省しかない自分だったこと思い知りました

 

実際に母と子供がラップバトルで

本音をぶつけるなんていう

そんなシチュエーションは、もしかしたら

この先には起こるのかも知れませんね

 

アラ還の私がラップを学べて

さまざまなカタチの愛情溢れる内容に泣けて

こんな母親にはなれかったことを後悔させられましたが、

温かくて優しい物語でした。^^