珈琲館の「ツナコーントーストサンド」モーニング♡
パンの間にツナがたっぷり挟まっています♡
『たそがれダンサーズ』桂望実 著。
社交ダンスを始めた中高年男子達の物語でした。
社交ダンスと言っても、
『Shall we ダンス?』とも違い、
男子団体スポコン青春と言っても
『ウォーターボーイズ』とも違いましたね。
主要人物の中高年男子達は、
川端: 派閥に負け出世の道が無くなった、大企業の現役部長。
大塚: 未熟な跡取り息子と対立している町工場の現役社長。
田中: 昨年定年を迎え、自分を捨てて出ていった認知症の父親の面倒を見ている。
米山: ダンスのパートナーでもあった妻を半年前に病気で亡くし、全てに無気力になったダンス教師。
それぞれ個人の日常背景は、どこかの
誰かにありそうなストーリーです。
だからなのか、それぞれに少しずつ
感情移入してしまう部分もあり、
なんだか妙に愛しい中高年男子達と感じ
応援したくなりました😊
母性でしょうかw
中高年男子達は、
世の中の大体がそうであるように、
なんとなくあと一歩が足りないような
境遇にあります。
そんな彼らが、
社交ダンスを始めるきっかけは
下心があったりしたのですが😅
始めてみると“男だけ” で踊る楽しさに
目覚めていくんです。
中高年男子16人のフォーメーションダンスで
競技会に参加するまでの
その悲哀や歓喜の様子が
リアルにグッときました☺️
中高年男子でも、中高年女子でも、
仕事や家事以外で夢中になれる趣味と
仲間がいることの喜びは、
この上ないんだろうな。と改めて思いました。
終盤はずっと鼻をすすって読むことにw
涙が出るのを必死で我慢しました。
主要人物も、脇役も、みんな善い人^^
これはぜひ映画化をして欲しいです。
では、私キャスティングw
大企業部長川端は、中井貴一さん
町工場社長大塚は、吉田鋼太郎さん
定年退職田中は、松重豊さん
無気力米山は、玉木宏さん
ふふふ☺️ 想像するとニヤけてしまいます。
この本を読んだら、部活を思い出しました。
機会があれば、残りの人生の
いっときでいいから、私もこんな風に
“仲間” と何かをやってみたいと思いました。
中高年男子、中高年女子だからこそ
共感と勇気を貰えるストーリーな気がします。
日々楽しめることは尊いこと^^