〜散歩道のアジサイ〜
『アンメット』最終回を観ての感想です^^
久しぶりにじんわり温かく沁みる
「静」のドラマを観た気がします。
三瓶先生が苦しみを堪えながら話す台詞、
「兄は重度障がい者でした。僕が8歳の時に障がい者施設に入りました。兄は泣いていました。世の中も僕たちも、兄のためって言いながら、見えない所に遠ざけただけかもしれません。そういう思いが消えないんです…」
三瓶先生のこの言葉に、
テレビを観ていたどれだけの人が
胸を締めつけられたかと思います。
その場面の『静』の中で、三瓶先生の気づき…
静かに強く響く「僕と結婚してくれませんか」
のプロポーズに、
数秒の間を挟むミヤビの表情の中に
静かで確かな決意が見えた瞬間
涼やかで優しい眼差しで「はい」と言う。で、
そのあとのシーンが、ありふれたハグじゃない!
2人の間は10センチくらい空いたまま、
「僕もお腹が空きました」と優しく続く
私には、最高に嬉しく温かみある場面でした♡
『杉咲花』ちゃんと『若葉竜也』さんにしか
あの“普通”の空気感を演じることは出来ない
ように思います。^^
この最終回は、全般映画を見ているような、
そんな錯覚さえ感じました。
明日へ繋ぐことの尊さを感じさせてくれて
魂が揺さぶられました。
周りの人達の温かさも丁寧に描いてあり、
一人一人の個性と、人間味がすごく素敵でした。
その中でも、
三瓶先生が院長に、「許可をください。」と、
頭を下げた、ミヤビの難しい手術の許可を、
院長からすれば、大変苦しい決断で
許可を出した時、
「失敗したら責任は私が取る」と言った院長、
当たり前ですが、
こんな上司についていきたい。
と静かに思いましたね。( ̄ー ̄)
本当に周りの人達も
ピッタリなキャスティングだと思いました。
参加している演者さんみんなが、
このドラマを大切に思っている愛情が
視聴側にも伝わる優しい作品でした。
あいみょんの曲も、感動に輪をかけてくれます。
あと、2012年放送の、
『小栗旬・石原さとみ』さんの、
「リッチマン、プアウーマン」の時に
初めて知った、『井浦新』さんは、
あれ依頼のドラマ出演の中で、
今回の役が2番目に私は好きです♡
それと、
良かったシーンまた一つ、
ミヤビの手術中、
よくある医療ドラマのようなアクシデント、
無駄に血管を傷つけて血が噴き出したり、
医療機器がピーピー鳴るような、
医療ドラマではお馴染みの、
緊迫感を押し売りするようなシーンが無く
ただ淡々と、
それぞれの役割を静かにこなしていく。
そんな描写であったにも関わらず、
「静」の中に緊迫感を感じていることに
気づいた時には鳥肌ものでした。
『杉咲花』さんは、
「静」も「動」もどちらも自然体で
演技をされる素敵な女優さんですね♡
最終回を観ながら、声は出ないけど、
涙だけが止めどなく流れてしまう
「静」の中の強い感動でした。
とはいえ、
私の中の過去イチ、『JIN-仁』♫
を超えることは無かったです^^
『大沢たかお』さんが主演で、
幕末の江戸にタイムスリップしてしまった
脳外科医の仁先生が、
江戸の町の人々の命を救うドラマなのですが、
『綾瀬はるか』ちゃんが演じる、
橘咲ちゃんが、
なんたってケナゲで泣けてくるんです。
こちらは最終回はしゃくりあげるほどの
大号泣でした。。゚(゚´Д`゚)゚。
私には今のところ、ドラマで
これを超える作品は無いですねーw
あ、書いてて気づきました。
偶然どちらのドラマも脳外科医だw
“テレビっ子” 世代なので、
やはりテレビドラマはクール毎に
期待してしまいます。
多分、今の時代、オンタイムで
テレビを見てる世代は
50代以上が多いのではないかな。と。w
ハマれるドラマを期待します♡
ドラマを毎週楽しみにして、
欠かさず観るトキメキのルーティーンも
楽しい生き方の一つだと思っています^^