ガストのスクランブルエッグモーニング、ふわふわで美味しかったです^^
シニアパスポート割引きで523円♡
『モノクロの夏に帰る』額賀 澪 著
装丁はさとまさんという方だそうです。
物語りの入り口
セクシャルマイノリティの書店員、
保健室登校の女子中学生、
ドキュメンタリー番組のディレクター、
アメリカで教育を受けた日米ハーフの高校生、
福島からきた男子高校生、
という、いろいろな立場から戦争を考える
短編の連作でした。
戦争や震災について、経験をしていない者は、
想像でしか語ることは出来ません
自分が想像できる精一杯で、
人に寄り添う気持ちを持つことしか出来ません
その精一杯で想像をすれば、
特攻する息子を送り出す親の気持ちを思い、
言葉には出来ないほどの辛さ悔しさを感じ、
涙を流さずにはいられません。
あってはならないことが、
今のこの現代にも起こっています。
決して過去ではないのです。
経験してない者が語れば
薄っぺらい印象になり、
ありったけの言葉を紡いでも、
それは想像でしかありません。
それでも精一杯の想像で、
1ミリでも寄り添う思いが、
少しでも世界を良くする1ミリに
なるのではないかと思いました。
今日は雪が降りそうなくらい寒い1日でした。
今自分が、こうして暖かい部屋で過ごせていることは、誰もが当たり前じゃないことに、あらためて胸にグッときた物語でした。