popohaumomの日記

⭐︎60代女子⭐︎なんてことない日々の備忘録

朝活読書『秘密の花園』朝井まかて 著: 改めて思い知る、北斎は実在したw

『秘密の花園』朝井まかて 著と、ガストの目玉焼きモーニング542円♡

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読み初めて気づきました。

「南総里見八犬伝」で有名な

曲亭馬琴を描いた歴史小説でした。

武家の家、

滝沢家の三男として生まれた馬琴が、

何をやっても長続きせず

放蕩生活を送ったのち、

師となる京伝との出会いよって

物書きを生業にする生涯を描いた小説。


心に残ったのが、忠義を尽くしても

主家に虐げられる様の文章に、

 

・あなたは主家に尽くされました、

寿命を縮められるまでに。

けれど主家は報いてくれたでしょうか。

 

・一家6人がとても暮らしていけぬ収入を

またも平然と示されて、譜代家臣を

安く使い潰そうとの魂胆が抜けぬ御家です。

滝沢家はさような御家の家臣であると、

私は思い知らされました。


このくだりには、

ああ、、現代に引き継がれている

会社での主従関係だ、と思い、

いつの時代も “社員” という身分は

報われないことが多いのが世の常…と、

なんとも言えない気持ちに。(ノ_<)


人生の終盤、

八犬伝の創作に対する執念には、

胸が熱くなりました。


それと、同時代に生きていた、

絵画でしか私には馴染みがない北斎の

馬琴との会話描写には、

北斎って実在してたんだ…とw

なんだか不思議な感覚に包まれました。


個人的には、

師であった京伝の差別をしない考え方、

妻に対するリスペクトに、

その時代には少なかったであろう

先進的な感覚の持ち主だったのかな。と

感じましたし、尊敬しました。


「南総里見八犬伝」は読んだことはありません。

実在した小説家の歴史小説として読みました。

久しぶりに分厚い本wでしたが

とても面白い本でした。


学んだのは、

いつの時代も、会社は社員から

スキルも報酬も詐取する?

ということでしょうか。(⌒-⌒; )

明日も会社に尽くします😂