『遊園地ぐるぐるめ』青山美智子 著と、ガストの目玉焼きモーニング♡


【あらすじ】
舞台は
「ぐるぐるめ」と呼ばれている遊園地で、6組の客とピエロが紡ぐ、心があたたまる短編小説。
全8章の連作短編集でした
「山中青田遊園地」が正式名称の
地元の人たちの憩いの遊園地は
最近のテーマパークのような
派手さはありませんが
通称「ぐるぐるめ」と呼ばれ
町の人に愛されています
その遊園地に訪れた
6組のお客様さまと
働くスタッフの
心温まる物語り
誰もが持つそれぞれのストーリーは
遊園地という同じ場所にいながら
当たり前だけど全く違っていて
田中達也さんのミニチュアとともに
見て読む世界は
遊園地という小さな箱の中の世界に
同じときに偶然に集まった人物達を
俯瞰している自分が
次々に覗いている錯覚です
その世界は
温かくてずっと見ていたい
優しくてずっと見ていられる
丁寧な言葉で紡がれていく流れが
本当に自然で素晴らしい
どの章もほっこり心が癒されます
心がざらついたとき
仕事で虚しくなったとき
未来が不安になったとき
夜中に目覚めて眠れないとき
悲しみに潰されそうなとき
気づいたら涙が流れていたとき
この物語りは
全くの他人同士が
少しずつ交差しながら
実は繋がっています
人はやっぱり誰かと繋がっている
そう思わせてくれる
ひとりじゃないよ、と
背中をさすってもらえたような
愛と優しさと温もりに気づかせてくれる
素敵な物語りでした^^