『給水塔から見た虹は』窪美澄 著と朝マックのソーセージマフィン♡


【あらすじ】
中学二年生の桐乃は、団地での暮らしに憂いていた。郊外にある古い団地群には、様々な国にルーツを持つ人が生活している。そのせいか桐乃のクラスは衝突が絶えず、ベトナム人のクラスメイト・ヒュウがいじめの標的になっていたのだ。家に帰っても、母の里穂は団地に住む人々を国籍問わず日夜助けており、「娘の私より、他人を優先するんだ」という思いがどうしても消えない。この場所で生活することに対する桐乃の嫌悪感は、日々強まっていく。そんな中、中学校で起きたとある出来事をきっかけに、桐乃はヒュウと話すようになる。ヒュウは、理由は違えども、桐乃と全く同じことを望んでいた。「この団地から出て、遠くに行きたい」と。はじめてできた友達、母とのすれ違い――。桐乃・ヒュウ・里穂のそれぞれの視点から、社会に蔓延る様々な分断に翻弄される2人の“こども”が少しずつ“おとな”になるひと夏を描いた、ほろ苦くも大きな感動を呼ぶ、ある青春の逃避行。
ニュースで見てずっと怖い思いでいた
埼玉県の連続窃盗事件
埼玉県を中心に100件以上の窃盗に関与か…ベトナム人男女らのグループ逮捕 被害総額2000万円超
警察はきのう、東南アジア系の3つの犯行グループを一斉摘発。4人のほかに、ベトナム国籍などの男女7人を埼玉県内の住宅に侵入した疑いなどで逮捕し、逮捕者は11人に上りました。
この事件が怖くて怖くて
早く捕まえてほしいと願いながら
毎夜、恐怖で過ごしていましたが
ようやく犯人グループが逮捕されて
少し安心したものの
ちょうど同じタイミングで
この小説を読み
難民3世で
日本生まれ日本育ちのベトナム人
登場人物ヒュウを思い
大変複雑な気持ちになりました
主人公桐乃の母も
ヒュウの母も
私にはどちらも身勝手にしか思えず
桐乃の母が
外国人へのサポートにのめり込んだ理由も
もったいぶっていたわりには
え?それだけのこと?と思ってしまい…
私には
それだけの理由で
子どもを蔑ろにして外国人サポートに
のめり込む言い訳にはならない…と
もう少し凄い理由にしてくれないと😅
時を同じくして
現実のニュースで同時に見たのは
宗教2世の苦しみが証言されていて
そんな母のもとに生まれた子どもの苦しみは
どれだけのものだったのだろう…
想像を絶します…
この小説は
何かにのめり込む怖さだけが
心に際立ちました
どちらも親が違えば
こんな人生を歩かなかったのだろう…と
子どもが親を選べないことは
残酷だと思いました…
読んでいる間中ずっと重くて怖くて
外国人が増えた団地が舞台と
内容は今ある社会と重なり
途中で止めたかったのに
止めることが許されない気がして
なんとか読み終えましたが
主人公の桐乃が最後に見せる様子は
私は残念ながら
純粋に共感は出来ませんでした
私自身が出来ることは
国籍に関係なく
出来る範囲の親切と温かい気持ちで
周りの人に接していく…
近い人を傷つけない
自分も傷つかない
出来る限り平穏に
残りの日々を過ごせること…
願いたい^^