『曇りなく常に良く』井戸川射子 著とガストの目玉焼きモーニング570円♡


【あらすじ】
私たちの声はよく似ているのでどれも混ざる、来年も私たちは五人でいるだろう――。母の再婚で「姉」になったハルア、恋愛に打ち込みたいスポーツ少女ナノパ、ルッキズムに囚われるダユカ、「空気の読めなさ」を自覚するシイシイ、家計のためバイトに明け暮れるウガトワ。高校二年生の仲良し五人組。同じ時を過ごしていても、見据える景色が同じとは限らない。芥川賞作家が描く、澄みわたる青春群像劇!
女子高生5人の青春群像劇で
私にはとても文体が独特でした
今どきの女子高生の心の声が
そのまま文章になって
綴られているんだろうな、と
登場する女子高生達の心の声というか
頭の中がこんなにも忙しくて
展開が速くて
優しい思いや
高校生らしい?コンプレックスに
周りと比べて落ち込んだり
少し大人になれば気づきますが
高校生の頃って
無駄に物事を屈折して捉えるような
そんな年頃だったかも…です
独特な文体は
私には読みづらさを感じ
そのぶんなのか
女子高生達のリアルな心情に
触れたような気になり
少し疲れてしまいます
そのリアルな心情は
女子高生ならではなのか
軽めな文体であっても
それぞれが抱えているのは
重い現実
そんな気がします
遠い昔に女子高生だった人には
こんな感じだったな…と
懐かしく思えるような
そんな小説かも知れません^^