popohaumomの日記

⭐︎60代女子⭐︎なんてことない日々の備忘録

朝活読書『 腕が鳴る 』桂望実 著: 片付けられないということ

『腕が鳴る』桂望実 著と朝マックのソーセージマフィンコンビ♡

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【あらすじ】

どんな部屋に住みたいか。それは、自分の人生を見直すことでもございます。片付けが、わたくしの使命――スゴ腕の整理収納アドバイザーが、驚きのアイデアで散らかった部屋と人生を大そうじ!人生の棚卸し小説。夫に先立たれ一人暮らしのタカ子は、ついモノを買い込んで、気づけば家は散らかり放題。整理収納アドバイザーの中村真穂に片付けを依頼すると、棚の奥からタカ子の編んだ大量のセーターが現れた。タカ子は迷わず「捨てる」と言ったのだが……亡き夫の愛とタカ子の再出発を描く「買い過ぎた家」のほか、クセは強いが腕は確かな整理収納アドバイザーの、人生をも整えるお片付け連作小説。

 


自宅を片付けられない

5人、5話の短編集でした😊


第1話 「買い過ぎた家」

第2話 「物が消えるリビング」

第3話 「服が溢れるクローゼット」

第4話 「段ボール箱だらけのアパート」

第5話 「ちょい置きでカオスになった部屋」

 

整理収納アドバイザーの主人公が

自身の経験から

片付けをしたいのに出来ない依頼人に

本人が気づいていない

“大事にしたいこと”を

気づかせていく

寄り添いながらの丁寧な会話が

とても良かったです😊

 

読んでみて、片付けとは

ゴミ屋敷とか汚部屋とか

そんな単純な言葉で

一括りにしちゃいけない

 

その人の大切な過去を

改めて見つめて向き合って

そこからの生き方を

再構築していく作業のように思いました

 

私が特に感動した第4話では

これは泣くしかないくらい

めちゃくちゃしみじみする…

オウムの銀次郎の

切なくも温かい場面があり涙がポロ…😢

読んでる私は店内なので堪えるのに必死

 

5話とも読後感が爽やかで温かくて

依頼人5人の

先の人生に明るい希望が持てる

とても幸せな気持ちにしてくれる本でした☺️

 

秋の爽やかな気候と年末に向けて

私も片付けしなきゃ!と^^