『腕が鳴る』桂望実 著と朝マックのソーセージマフィンコンビ♡


【あらすじ】
どんな部屋に住みたいか。それは、自分の人生を見直すことでもございます。片付けが、わたくしの使命――スゴ腕の整理収納アドバイザーが、驚きのアイデアで散らかった部屋と人生を大そうじ!人生の棚卸し小説。夫に先立たれ一人暮らしのタカ子は、ついモノを買い込んで、気づけば家は散らかり放題。整理収納アドバイザーの中村真穂に片付けを依頼すると、棚の奥からタカ子の編んだ大量のセーターが現れた。タカ子は迷わず「捨てる」と言ったのだが……亡き夫の愛とタカ子の再出発を描く「買い過ぎた家」のほか、クセは強いが腕は確かな整理収納アドバイザーの、人生をも整えるお片付け連作小説。
自宅を片付けられない
5人、5話の短編集でした😊
第1話 「買い過ぎた家」
第2話 「物が消えるリビング」
第3話 「服が溢れるクローゼット」
第4話 「段ボール箱だらけのアパート」
第5話 「ちょい置きでカオスになった部屋」
整理収納アドバイザーの主人公が
自身の経験から
片付けをしたいのに出来ない依頼人に
本人が気づいていない
“大事にしたいこと”を
気づかせていく
寄り添いながらの丁寧な会話が
とても良かったです😊
読んでみて、片付けとは
ゴミ屋敷とか汚部屋とか
そんな単純な言葉で
一括りにしちゃいけない
その人の大切な過去を
改めて見つめて向き合って
そこからの生き方を
再構築していく作業のように思いました
私が特に感動した第4話では
これは泣くしかないくらい
めちゃくちゃしみじみする…
オウムの銀次郎の
切なくも温かい場面があり涙がポロ…😢
読んでる私は店内なので堪えるのに必死
5話とも読後感が爽やかで温かくて
依頼人5人の
先の人生に明るい希望が持てる
とても幸せな気持ちにしてくれる本でした☺️
秋の爽やかな気候と年末に向けて
私も片付けしなきゃ!と^^