『遠くまで歩く』柴崎友香 著と、 ガストのライトモーニングプレート470円(5%割引)♡


【あらすじ】
コロナウィルス感染拡大のなか、小説家のヤマネは、『実践講座・身近な場所を表現する/地図と映像を手がかりに』という講座を担当することになる。PCを通して語られるそれぞれの記憶、忘れられない風景、そこから生まれる言葉……。PC越しに誰かの記憶が、住む場所も年齢もばらばらな人たちの別の新たな記憶を呼び覚まし、ゆるやかにつながりあってゆく。
コロナ禍が背景になっていて
オンラインでつながる人々の交流を描いた
ストーリーでした
当時の風景や記憶を呼び起こしながら
コロナ禍以前
コロナ禍中
そしてその後の
空気感や時間の流れをたどるような
そんな雰囲気を感じながら読みました
ただ、大きなイベントもなく
淡々と話しが進んでいくので
無理やりイメージして
無理やり没入しようとしたりして
読むことにエネルギーを使った気がします
あまりにも丁寧に描かれている人の記憶
風景、心情には、“静” が続き
“動”でメリハリが欲しい私には
ちょっと息苦しさを感じました😆
描かれていたのは
コロナが落ち着いてきた頃
リアルに会って会話をするようになると
オンラインでは伝わってこなかった
人間味を感じるそれぞれの事情を
知ることになっていくこと
コロナ禍でも人が繋がることが出来て
経済も回すことが出来る
web会議が普通になるなど
新たなカタチをあっという間に生み出し
当たり前に馴染ませた世の中でも
人と人がリアルに会うことに勝るような
感情の交わりを
今現在のITの手段をいくら駆使しても
まだまだ足りていないんだと
感じさせられた小説でした
同時に、人間はどんな状況でも
何かしらの代替え発想で
必ず乗り越えていくんだなぁ、とも
感じさせられました
コロナ禍、、
世界中の人々が、それぞれの“初めて”を
同時期に経験するという
凄い数年を過ごしました
こんな経験はもう結構です^^