『かっかどるどるどぅ』若竹千佐子 著とガストの目玉焼きモーニング570円♡
【あらすじ】より
女優になる夢を捨てきれないまま、つましい暮らしを送る60代後半の悦子
夫を亡くし、舅姑の介護に明け暮れ、気づけば自分を持たぬままに68歳になっていた芳江
大学院を出たものの就職氷河期に重なり、非正規雇用の職を転々とする30代の理恵
生きることに不器用で、自死まで思いつめ河川敷に座り込む20代の保
ままならない不安な毎日を送る4人が引きつけられるように古いアパートの一室を訪れる
そこには片倉吉野という女性が、訪れる人たちに食事をふるまっていた。。。
ひとことで言うなら商店街の人情ストーリー
それぞれが抱える「生きづらさ」に
もがきながらも
「みんなで生きる」ことで救われていきます
公園で見知らぬ人から
「困ったらここに行け」と紙切れを渡されて
そこに向かう、、、
ファンタジー?おとぎ話?
もしくは悪い世界への勧誘?w
あまり現実味が無いなぁ、とは思いましたが
それ以外のそれぞれが持つエピソードは
女優のくだり以外は
どれもリアルに理解できました
寄り集まりの風景は
東北弁がより温かみを増してほっこり☺️
“生きづらさ”を抱えてしまう人って
身内にも他人にも自分にも“甘え”が難しい
そもそも“甘え”が分からないんじゃないかと…
きっと、世の中には
他人であっても
ちゃんと甘えさせてくれる
本物の思いやり深い人が
必ずいる、と思わせて貰え
その思いやりに甘えることに
勇気を持って一歩を踏み出せたら
歩き続けてきた辛い一本道から
枝葉に分かれた違う道が
見えてくるのかも…と思いました☺️
ただ最後が予想外な結末で
物語りとして涙が流れましたが
え?そんなベタな終わらせ方?と^^