popohaumomの日記

⭐︎60代女子⭐︎なんてことない日々の備忘録

朝活読書『二十四五』 乗代雄介 著 : 自分が相手を想うほどには…

『二十四五』 乗代雄介 著と、ガストの目玉焼きモーニング570円♡

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弟の結婚式で訪れた仙台

亡くなった叔母を想いながら

自分自身と静かに向き合っていくという物語

 

結婚式出席のための3日間

どんよりが続くかと思われた場面の中

偶然出会った女子大生の天真爛漫さのおかげで

明るく無邪気でピュアな景色が見えました

 

女子大生の登場で

主人公が長いこと叔母の死を消化出来ずに

停滞したままだった心情に少しずつ

変化が見えてくる

そんな描写に安心感を覚えました

 

ただ、主人公の喪失感、寂しさが

描かれる場面で、寂しさは

理解できた感はあったものの

 

この本には、主人公と両親の背景や

主人公と叔母の距離感

そこまで叔母の死を悼むようになる

2人の歴史がイマイチ見えなくて

主人公の深く重い心情には

共感しきれずじまいでした

 

親子ではなくて、叔母と姪の関係が

どちらか一方が亡くなることで

こんなにも心に強く影響を与えてしまう

どんな関係だったんだろう…と

想像だけで終わってしまいました

 

この一冊だけでは、感想は難しいですが

 

昔、よく飲み席での笑い話しに

「俺は、1番の友達だと思ってたのに、アイツは俺が1番じゃなかったー😭」なんて

お酒の席で愚痴っては

慰められていた友達が何人かいました😆

 

人との関係って、自分が思うほど

相手は自分を思っていないことが多いような

気がします…残念ですが😢

 

それでも人は人に期待して

引きずってしまうんだと思いますが…

 

哀しみを引きずった人が前向きに変化していく

そんな小説には

天真爛漫、ピュアで元気な女子が必要です♫

 

…この感想はダメですね^^