『私の馬』川村元気 著と、ガストの目玉焼きモーニング561円
親との関係に傷を持つ
寡黙な未婚のアラフォー女性
愛と信じている気持ちが
狂気に変わっていることに気付かない
貢ぐために会社の金庫のお金を横領
いつか返せばいい
いつか返せる
そう思い込み何度もお金を持ちだす
のちに、自分が思うほどには
相手は自分を思っていなかったと気づく
気づいた時には逮捕されている
そんなニュースは定期的に聞きます
が
盲目になって貢いだ相手は「馬」
という物語りでした
心をどこかで失くしてきたかのように
貼り付けた笑顔で淡々と過ごす主人公
孤独な生活の描写には
色が無い寂しげな情景が浮かび
切なくなりました😢
何かに夢中になるその先が
喜びになるか
犯罪に堕ちるか
その境目はどこなんでしょうか
夢中になるのは恐怖に思えて
やっぱり何でもほどほどに
と、思ってしまいます
ストーリーは惹き込まれても
あっという間に
一気読みできるページ数でした
少ないページ数だったせい?なのか
主人公の周りのキャラクターが
どの人もうっすらとしていて
どんな役割だったのかな?と
思ったのも感想でした^^