『滅私』羽田圭介 著と、ガストの目玉焼きモーニング♡
想像した内容とかけ離れていました😅
主人公は、
持たない暮らしを推奨するミニマリスト男性
周りには同じ価値観の仲間達
この主人公が過去に
非道な行い数多くしてきていて、
そのどれもが最低だな。と
読んでいて辟易しました😨
人から貰ったものを家に持ち帰ってすぐに
ゴミ箱に捨てながら言う
「愛着が湧く前に捨てる。それが鉄則だ」
には、モノへの愛着以前に
捨てる瞬間に、
自分にモノをくれた人への想いを感じないの?
と思い、ミニマリストって
こういう思考なのかと寂しくなりました😌
ストーリーが進むにつれて
ミニマリズムの欠点や思考の矛盾について
主人公自身が分析をしだします。
モノの無い生活で得られるものが
イビツであることに気づいてきます。
私は常に、後期高齢者になる前には
「捨てる」や「モノを減らす」とか
頑張るぞ!とは考えてはいますが、
ミニマリストには憧れないですね。
人が生きる生活はモノがあることで営まれ
モノがあることでそれに付帯するように
人との繋がりもあるような気がします。
テレビや雑誌でみる「モノがない暮らし」は、
私には単に殺風景で
殺伐とした独房にしか見えず、
殺風景や殺伐という漢字は怖いです。
ミニマリストの思考の人は、どんな風景を
殺風景と感じるのでしょうか。
ほぼほぼのモノは不要と考えている思考は
人間らしさをも捨てている気がしました。
モノや人間関係の雑多な中で生活するのが
人間の本来の姿な気がします。
もちろん、ゴミ屋敷は別の話しですか。
登場人物の中で、唯一、ごく普通の人物像は
主人公ミニマリストの彼女だけでしたが
彼女が最後は冷静に離れていきました。
その選択はもっともだとも思いました。
ラストの展開はまったく想定外で
ホラーになっていました。
後半からの不穏な展開には
無理があるような気がしましたが
まさかの衝撃的なラストでした😱
モノが溢れているゴミ屋敷や、
それ寸前はダメだと思いますが
自分で選んだモノ、頂いたモノ
思い入れのあるモノ
「古くなったな」「これいつ買ったんだっけ」
「去年貰ったから今年はお返ししよう」
などなど、思いめぐらせられるのが
人間の営みなんじゃないかと。
必要なモノは大切なモノ
そんなモノに囲まれて
ホッと出来る場所で暮らしたいです。
凝り性は悪いことではないと思っていますが
何ごとにも極端な考えに
偏らないようにして
部屋も生活も殺風景にはならない
温かみを感じる生活をしたいです^^