『猫と罰』 宇津木健太郎 著とガストの目玉焼きモーニング561円♡
表紙のほのぼの感をイメージしていたら
重くて深い、そしてファンタジーでしたw
読んでいて分かったのが
夏目漱石の
「吾輩は猫である」の“猫”が主人公でした。
8回生まれ変わり、9回目の自分(猫)が
現在と8回の生涯のストーリーを
短編のように語っています。
現在9回目に生まれた子猫時代に
不思議な店主がいる
「北斗堂」という本屋さんに流れ住み
そこの先住猫たちとの交流と
店主との関係の変化が
丁寧に描かれていました。
読み出すと、表紙とのギャップ
重いストーリー
作家さんの性格なのでしょうか、はたまた
夏目漱石の猫、という設定だからでしょうか
イヤ、私の勉強不足のせいでしょうw
その描写に対しての言葉(単語)選びと
文章が私には難しく、例えば
「書癡」フリガナがありましたが、
普段私が読む本では、あまり
見かけない単語が
漢字表記でふんだんに有り😆
紙の本はそのままネット検索が出来ないので
調べるのも億劫になり、
そのまま読み進めました😅
勉強が足りない私には
なかなかページが進みませんでした😅
内容は主人公の「猫」が
人間以上に繊細な観察力、洞察力を活かして
自分(猫)の感情を200%で言語化できる
すごーい猫ということなんですw
こんなに複雑で繊細な心情を
世の中の猫達が感じているとしたら
猫(人)生も大変だろうと思いました。
文章の言い回しが複雑で重い。という印象が
強い内容でしたが、猫好きの私が
凄く嫌だった描写が
猫が人の手にかかるシーンです。
ああいう描写を読ませられたことは
とても残念でした。
あの場面での
あの残酷なリアル描写が必要なのか
私には分かりませんが
毎夜、可哀想な猫が救われる猫動画を
癒やしにしている私としては
読みたくなかったです😢
疲れて止めたくなるけれど、でも
先が気になって読み進めた先は
やっぱり文章の重さで疲れてしまうという😆
その繰り返しで読了しました。
不思議なファンタジーです。
普段、犬猫の無防備な姿は私にとって
癒やしでしかありませんが
もしも犬猫達がみんな
こんなにも深い思いを抱いているとしたら
人間の人権と同じように
猫権も尊重しなければならない。と
強く思います。
犬猫の保護活動をしてくださる方々は
最低限の猫権を
守ろうとしてくれているんですね。
人間語が喋れない犬.猫に
人間は救われ
癒されているんですね^^