『こまどりたちが歌うなら』寺地はるな 著と、ガストの目玉焼きモーニング542円♡
舞台は、地方都市にある老舗の製菓会社。
主人公は、
前職で人間関係や職場環境に疲れ果てて退職
その後に、親戚の製菓会社に
転職してからのお話し。
登場人物の一人ひとりが、
どこかで見たことあるような人ばかりなので
ああ、こういうのってやっぱり普通に
身近にある事例なんだろうと改めて思います。
会社に入ると、その会社独特の
謎ルールに驚いた、ということは
最近SNSでもよく見かけます。
以前の日記にも書いたような気がしますが
例えば入社早々に有志のリーダー?から
「毎月⚪︎円徴収し、定期的に食事会します」
と集金に来られたりとw
様々な理由の集金系が多いようですね。
こういうのって、私が若い頃の
昭和のしきたり?かと思っていましたが、
伝統ある会社は、今でもそのまま
引き継がれているところも多いようですw
そんな様々な独自の謎ルールに、
入社したての人が、
「このルールっておかしいですよね?」
とは言いづらいのが現実です。
それに限らず
日常的に社内で違和感があっても
・正論を声高に言える人(自分の正義)
・静かに流されていく人(諦めの境地)
・誰か言ってくれると期待してる人(他力本願)
大体がどれかに当てはまる気がします(^◇^;)
最終的には、自分が所属する会社を
どれだけ思えるか。
ここが一番大切なのかも知れないですね。
ただですね、、会社を思う気持ちを、
少しずつ着実に奪う会社もありますから…
会社の組織は、様々な性格の集まりです。
それと同じ数の価値観、
いろんな力量の人がいます。
自分とは違うことにモヤモヤしたり、
“根は良い人” の心無い言葉に傷ついたり、
そんな会社組織の中で、
自分にとって
一人でも信頼できる人がいれば、
だいたいのことは
乗り越えられると思っています☺️
“人は自分とは違う” ことを前提に、
目の前の場面での
想像力の高さ、豊かさが
とても大事なような気がします。
自分が苦手とする人も、
誰かの大事な人だということ。
見る角度によって
全く違う見え方をするということの
理解が大事なのだろうと
この本で改めて思いました。
登場人物みんなが、
一歩ずつ前に進んでいる描写に
大人としての元気をもらえました。
現実の私は、シニア会社員として、
後輩達に少しくらいは先人の知恵で
役に立ちたいと思うのです☺️
なのでまだまだ足りていない想像力を
もっと鍛えます^^