『夜明けの花園』恩田陸 著 とガストの目玉焼きモーニング542円♡
湿原の中の美しい檻と呼ばれる
謎めいた学園での日常が描かれた
ミステリー短編集でした。
表紙イラストがとてもミステリアス♡
表紙の少女が今にも話しかけてきそうな
妙な錯覚を覚えて
謎めいた魅力に惹き込まれてから読み出すと
その学園は、ヨーロッパの古城?
を想像させます。
なんとも不気味な美しさと妖しさ、
独特な世界観でした。
生徒は
“下の名前で呼ばれる”
という学園のルールには、
今の時代のイジメ問題に寄せた?と
一瞬考えましたが、
「それぞれの素性が分からないように、苗字は伏せている」
という理由と知り、
脳内が俗世まみれの単純だった自分に
苦笑しました。^^
“学園”の日常は
謎が多すぎる妖しい雰囲気と
なんとも云えない不穏さ仄暗さに
ドキドキしながらも、
読み進めるうちに
不思議にハマっていく自分を感じました。
若干のホラー感、
ミステリー、ファンタジー、
“学園もの”と言えば、
ハイティーンの読み物みたいに
聞こえてしまいそうですが、
独特の世界観と
感情の起伏が少ない箇条書きのような文章体に
ずっとワクワクしながら読んでいました。
装丁画とストーリー、
ストーリーと本のサイズ感が
なんとも言えない謎めいた
不思議な調和を感じました。
朝のガストで配膳ロボットが
“今から行ってくるニャー” なんて
元気な可愛いおしゃべりをしてる中で
読む本はありませんでした(⌒-⌒; )
夏の夜の密やかな時間帯で読んだら
もっと没入感味わえたかもw
最近読んだ本の中で
私には、いちばん夏向きwでした^^